好奇心のまま~瀬谷道子が見つけたこと

インタビューしたり取材して、はっとしたことを紹介。いいこと、楽しいことはまだまだこんなにあるよ

出版を祝って

エッセイ塾では生徒さんが出版すると、みんなでお祝いします。書き上げ、まとめるというのは大変な力が必要で、忍耐力のいる作業。その健闘を祝い、喜び合う場を必ず設けています。こうした場で締めくくってこそ、みんなで書きあうということの嬉しさにつながるからです。

今回は、日々のちょっとした出来事をまとめた『見上げれば青い空』を出版したSさんのお祝い。11月12日に東村山で。紅葉に目を奪われる北山公園を抜けたところにある店でおかゆ定食などを味わいました。ご夫婦が自宅を開放して開いている店で、出て来る料理の器が全て違ったり、ほどよい量なことも私たち世代にはありがたいことでした。その後、ゆっくりと八国山を散策しました。

当日は体調を崩してずっとお休みしている方たちも駆けつけ、近況を交流しつつ、書く魅力について再認識しました。食事の最後には参加した方たちからお花や果物、お菓子などのお祝いの品が披露され、これも嬉しいもの。楽しい雰囲気いっぱいとなりました。長くお休みしているから方は「なかなか話す相手もいなかったので、今日は存分に話せて嬉しい」などの声もあり、コロナ禍で厳しいものの、いろんなことがあっても、共に書き合い続けていこうと話し合いました。

八国山の樹々の中をゆっくりと歩き、足元の落ち葉を踏む音もなんか楽しく、リフレッシュ。心も体も、ほっとするひとときとなったようです。

Sさんからは出版した本を多くの方に届けたところ、たくさんの感想が届いたとのこと。人柄が率直に出ていることや、ひとつの文章が適度な長さなので読みやすいとのこと。読んでもらってこそのエッセイなので、これもありがたい感想でした。

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