長野でほぼ自給の暮らしをしている友人からハガキが届きました。NHKFMで大好きなチェロ奏者パブロ・カザルスの「鳥の歌」をたまたま聴いて、ふと気がつくと私と聴いていたとのこと。
肩と肩がほんの少し触っていて私の体温を感じていたのだと。互いの心が振動して、共鳴し、瞬間共感していろことを感じて〜。私が今日どんな時間をすごしているのか案じていました。
「鳥の歌」はカザルスの故郷カルターニャの民謡。スペインの内戦で実権を握ったフランコ将軍はカタルーニャ語を使うことを禁止。愛国運動も禁止。カザルスはフランスに亡命します。当時ピカソも亡命し、全員が虐殺された村を描いた「ゲルニカ」を描いています。
自由にカタルーニャ語を使えるようになつたのはフランコ将軍が病没して以降でした。
偶然にも私のフリースペースて開いた読書室で
チェロの音色は重く深く、胸に響きました。5月急死した夫は自宅で送ったのですが、ずっと部屋に流していたのはチェロ曲でした。カザルスの曲もあつたのです。
眠れぬ日々、夜はカザルスのこの曲を聴いています。
今日私は高貴高齢者に。夫が名付けました。こんなダジャレが好きでしたね。