1月の「女性作家で楽しむ読書室」は、芥川賞などを総なめしている若い女性作家を取り上げました。
村田沙耶香の「コンビニ人間」.金原ひとみの「蛇にピアス」.宇佐美りんの「推し、燃ゆ」.吉川トリコの「余命1年、男をかう」また、桐野夏生の「燕は帰ってこない」、角田光代の「太陽と毒ぐも」なども。
私たち世代にはどうも手が出ない感じの作品だったのですが、若い世代のことを知りたくて挑戦。
こんなことをこんなふうに感じるのか、と思いもよらない切り口。自分を「持たない」というか、悩む対象も全く違うことに目が点、というところ、大いにあり。
でも交流する中でいずれも生きづらさをテーマにしていること。一生懸命に生きようとしてるんだけど、相手に伝わらない。でもこうしか生きられないもがきが見てとれ、もつと互いに分かり合えたらとつくづく感じました。
参加者からは息子の連れ合いとの行き違いなどもだされ、相手の考え方を学んだ気にもなつたとか。
人は時代で生きる。その時代なりの色合いがあることを知り、貴重な時間となりました。