好奇心のまま~瀬谷道子が見つけたこと

インタビューしたり取材して、はっとしたことを紹介。いいこと、楽しいことはまだまだこんなにあるよ

ゆっくりの旅へ

スペース「すてーじ・刻」では時々、スタッフ皆で、それぞれが行きたいところを探し、楽しむことにしています。いろんな取り組みをしますが、自分たちも楽しみ、交流するのが目的。

コロナ禍でずっと行けはかつたので9月、久しぶりに実施。箱根へ。

仙石高原すすき野群生地や箱根湿生花園なと時間かけて回りました。花の名前を調べたり、花びらの驚異的な美しさに息を呑んだり。立ち止まり、しばし見つめる場面多しで、何度も「もう行くよ」の声が飛びました。

観光は無し。たまたま立ち寄ったとこで食事。山並みを目前にのんびりお茶。ふっと心配ごとが出ると、じつと聞きいつたり。

帰りも早く家路に。f:id:office2b:20230927124447j:imagef:id:office2b:20230927124532j:image自分たちにあった旅行でしたね。

中村哲医師の映画、インタビューなど

■映画「荒野に希望の灯をともす」(2022年/90分)2019年12月兇弾に倒れた中村哲医師のアフガニスタンパキスタンでの活動を記録したドキュメンタリー劇場版。
谷津賢二監督のお話(20分)もあり。

日時:9/21(木)3回上映
①13:30-、②16:00-、③18:30-
場所:なかのZERO小ホール(500人)(JR.中央線中野駅南口下車歩8分)
参加費:当日一般1300円(大学以下500円)
※一般前売券あり
問合せ:東京革新懇
電話0339477901
mail:tokyo@t-kakushinkon.org

NHKラジオ深夜便(9/15/am.1:05-)で、谷津賢二監督のインタヴューが放送。《らじる⭐らじる=ネットラジオまたは聞き逃しサービス》で1週間(9/22深夜2:00迄)聴くことができます。
中村哲医師がアフガニスタンの山岳地帯で巡回診療を始めた頃に撮影が許されて初めて同行したこと、以来21年間の興味深いお話を伺うことができます。(初回2023年5月放送のものを深夜便アーカイブス特撰明日への言葉/「医師中村哲がのこしたもの」より)

突然、愛する人がいなくなるということ

韓国ドラマ「冬ソナ」が好きで、今再放送されているのをなんとなく観ていると、そうだ。主人公の恋人も突然交通事故でいなくなってしまったんだと知った。

連れ合いを突然亡くす方は多い。悲惨な事故、災害。心中いかばかりかとー。そんなことに思いをはせても、10分前まで会話していて、突然倒れて亡くなってしまうと、うろたええる他ない。

あれから自分は違う世界に生きている気がする。モノにさわり、食事をしても、ちゃんとした実感、触れている感覚がない。といっても、仕事をし、エッセイ塾ではしゃべり、友人とはランチもする。ジムで泳いでもいる。でもなんか違うんだなあ。

 

欲というものが薄れ、流されるように日々をめくっていく。

文化の幼児化の怖さ

8月のエッセイ塾

  佐伯京大名誉教授の論文「育成の衰弱は文化の喪失」(東京新聞8月1日付け)について交流

  ジャニーズ事務所の元社長によるタレント志望の少年たちへの性的加害について論じています。

  問題の背後には、わが国の文化の最前線があまりに幼くなっているのではないかと指摘。背景には少年、少女を人気タレントに仕立て上げ、利益を生み出すという我が国のエンターテイメント文化の現状があること。

 「かっこいい」「かわいい」が「価値基準となり、商品価値が生まれれば、メディアもそれを後押しする。少年・少女たちが市場に舞台に乗せられ、社会や文化の主役となり、音となが迎合する。

 今日では「若いこと」が価値観を持つ。「新しいこと」が勝ちを生む。かつてはあたかも水滴がたまるように、経験や知識の蓄積とする、ゆったりと流れる時間が大事であった。今日では経験や知識の蓄積は余計なもので禰時代の変化に対する軽やかな反応こそが価値の源泉となる。

 年寄りは役立たずの存在になる。今日の文明が陥った「幼児化」というべきものであろう。

 情報化という現象は常に新しさに価値を求め、常にアップデートを要請され、「上書きむされなければならない。

 人も社会も同じでアップデートされ、「上書き」される運命にある。こうしてわれわれは「上書き文化」に浸っている。

 だが、時間の中でゆっくりと経験を積み、吟味し、反復し、校正するという習慣の衰弱は「文化」の喪失を意味している。

 文化とは、あたかも土地を肥し、植物を育てるように、時間をかけい人の精神をゆっくり育てるものだからである。

 

どうでしょう。考えてみたい問題ですね。

スタッフ皆で旅行

スペース「すてーじ.刻」では、いろんな取り組みをすると同時に、スタッフの交流を大事にしています。まずは自分たちこそ楽しむべしと。 9月は箱根へ。ゆっくり散策し、おしゃべりをします。もう観光はいいかなと。ある人は夫が手術、入院の繰り返し、ある人は病で休職中の子どもの心配を、ある人はまだまだ幼い孫の世話を。そして私は夫を亡くしたばかりで、なかなか辛いものがあります。

あるスタッフは「家の事情を話せる仲間が地域にいるのは、とても心強い」と言ってくれました。みんな同じかな。

人生の後半は、楽しみを追いかけるより、その時々の心の迷い、辛さ、憤り、むろん楽しみも、分かち合えるは仲間が身近にいるかどうかが大切なのだと思う。

それには自分も、そういう人でありたいと心掛けることが必要かな。求めるだけでは得られないものがあるはずだから。

7月のエッセイ塾は、言葉について

わからない言葉は徹底的に調べたい。暑い日々。昼間も体がしんどいことが多くなりました。つい、うつらうつら。

ではうつらうつらとうとうとの違いつてなに?

 

うとうとー半分眠ってる状態。覚めているような気はするけれど、でも気持ちいい。

うつらうつらー覚めている方に重点があり。眠たいけれど覚めてる。何か心配ごとがあつて寝付けないようです。

 

辞書を開くと知らなかったことにたくさん出会えて面白い!

 

嬉しいメール

昨年亡くなった夫とずつと一緒に生きていたくて、新しく立ち上げたHP。その中に夫のページを作り、夫の友人たちが思い出を投稿してくれています。

 

思い出したときにその都度投稿してくれる方から昨日3回目が届きました。大学のときの野球の試合こととでした。感度もファウルをだして粘って粘って打席に立つていた姿でした。

その前は英語劇。発音が抜群に良うまかったのですと。なんでも褒めてもらうと嬉しくなる私です。