好奇心のまま~瀬谷道子が見つけたこと

インタビューしたり取材して、はっとしたことを紹介。いいこと、楽しいことはまだまだこんなにあるよ

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

私の「三丁目の夕日」

「私の三丁目の夕日」という作品を宮城県のAさん(72歳)が送ってくれました。映画にもなった「三丁目の夕日」。昭和30年代のノスタルジックな思い出の町に、心が喜ぶと言います。 Aさんの実家は印刷所でした。近所の人は「かっぱん屋」と呼び、「なぜカッパ…

靴下の穴の繕い

今はまだまだ体力も頭もそれなりの熟年世代。とは言いつつ、80代で本が出版できるかとと問うなら、疑問です。 今月、私が出版を手掛けたのは、エッセイ塾の生徒、Oさん(84歳)。3冊目です。 最近、体調を崩してお休みが続き、「もう来れないのでやめる」と言…

耳だけになった母

人を動かすのは言葉です。どんなに相手を思っていても、伝えなければ分かりません。そのひとことが人生を変えることがあります。 Eさんの「ひとこと」は、母を亡くしたときにもらった知人の手紙と、その頃たまたま目にした詩でした。 実家は阪神淡路大震災の…

答えはひとつではない

エッセイ塾では生徒さんに学ぶことが多々あります。世代が異なることもあり、自分では思いもつかない視点に出会える面白さがあります。 エッセイの作品づくりには、平凡の中に非凡さを見つけることが肝要で、常識的な見方をいかに転じてみせるかが勝負どころ…

全てを受け入れるということ

夫が亡くなって4か月。やつと現実の風景が見られるようになつたと、感じます。ただただ平常心で、夫のことはそのままに、以前のようにあれこれ動き、書き、話しています。 そんな日々の中、やはり料理を運んでくれていた友人のすごさ、頭が下がりますね。月…