好奇心のまま~瀬谷道子が見つけたこと

インタビューしたり取材して、はっとしたことを紹介。いいこと、楽しいことはまだまだこんなにあるよ

コロナは環境破壊が生んだモノ

コロナは、自然破壊に突き進む人類への警鐘だと思う。報道を読むとその気持ちが強くなる。

 

2002に流行した「重症急性呼吸器症候群(SARS)」もコロナウイルスの一種で重篤な肺炎を起こし重症化しやすいものだった。いずれも動物が感染源とみられる。WHOと中国の専門家チームはコロナは「動物が起源」と断定している。

 

野生動物からの感染拡大の背景には何があるのだろう。環境団体はコロナのまん延は「地球環境破壊が生み出した」と指摘する。
自然破壊によって、住む場所を失った野生動物が餌を求めて町に近づいてきたり、人と動物が接触することで、新たな「人獣共通感染症」が生まれる。

 

自然破壊による大きなストレスを抱える動物は感染しやすい状態になっているという。「その感染症が人にうつり世界中に広がったのが、今回の大流行を生んだ基本的な構造。温暖化が動物の生息域を北上させ、熱帯性の感染症が世界に広がるきっかけになっている」らしい。

 

さらに「北の永久凍土が溶けることで未知のウイルスが発生する危険性も指摘される。気候危機とウイルスまん延は大きな関連がある」と話す。「気候危機はこの10年が正念場。コロナ対策は重要だが、それを理由に気候対策が後手に回れば、気候危機による豪雨、大型台風などで地球上の生命の存在は脅かされ続ける」と危惧している。

 

 

今回のコロナのことで、改めて地球がどんどん破壊されていること、そのスピードが速くなっていること、どうしてこうなったのか、考えるべきときだと実感する。