勤めていたときからの付き合いの、友人2人。先日、そのうちのひとりの友人宅で昼の食事会。カキやタコなど海のものが沢山。珍しいものに手がどんどん延びる。野菜たっぷりのおお雑煮もいただいた。
もう20年来になるだろうか。お互いの連れ合いの具合が悪いと聞けば、我がことの如く心配し、季節の果物が採れれば、手を入れて送ってくれ、美味しいものをみつけると、あなたもいかがとお勧めの電話。いすれも、体の不調は、ありつつも、今を楽しむことには長けている。
コロナ前は3人で片道2時間かけて、植物画を習いに通った。あまりに遠いので、最近は持ち回りで、各自の家で植物画を描いている。
コロナでしばし休んだが、2月から再開。この日は、やるそ!の、決意表明の日に。だってすぐ、流してしまう日和見の、私達。まあ、それがいいところかも。
ひとりは癌で夫を、亡くしている。帰りのバスの中で「何のために生きていくんだろうね」と尋ねて困らせた。ポツポツと話してくれる言葉が、沁みる。
いつかは誰もが死ぬのだけれど、なかなか受け入れられない。夫を想い続け、苦しみながら、寂しさを浴びながら日を送って行く。友の有り難さ、身に沁みて。
その日の夕食は、持ち帰らせてくれた料理。煮物、黒豆、カブの酢漬け。そしてコメやおもち、漬物もいただいた。実家に帰ってきたみたいだつた。
それこそが、寂しさへの、薬かもー。