好奇心のまま~瀬谷道子が見つけたこと

インタビューしたり取材して、はっとしたことを紹介。いいこと、楽しいことはまだまだこんなにあるよ

うれしい贈り物

団塊世代の女性を中心とした女性誌「ウィメンズ・ステージ」を発行し続けて20年になる。よくももったものだとつくづく思う。支え、応援してくれる各地の読者の方があればこそと痛感する。その気持ちを新たにしたのが今日。福岡からどんと小包が届いたのだ。
 
ずいぶん前、お連れ合いとフリースペースに来てくださった方からだった。悩んでいて、とにかくここに来ようと夫婦で訪ねて来られた。横井久美子さんのライブをやつているときで、打ち上げでは30人近くが手作りの料理でわあわあやっていたっけ。よくしゃべり、笑った。知らない者同士、すぐ打ち解けあえた。あったかい雰囲気があった。
 
あれからもいろいろあったとかで、何度か手紙をいただいていた。今日の小包には湯呑、茶碗、コップがぎっしり。昨年から準備しておいてくださったという。丁寧に包みを開けつつ、彼女のことを考えた一日だった。ありがたくて、こちらがうんと励まされていた。またぜひ来てほしい。ここが、気軽に来れる、そういう場であってほしい。
 
と、夕方、これも読者の方から、あったかい声が届いた。「一読者ではなく、一緒に作っている気持ちになっているんだ」と。発行の大変さをわがことのように思って下さってのこと。続けていてこそ体験できる貴重な出来事の数々。なんか有頂天になってしまう。