人の話が聞けない人が増えています。
親が子どもの話をきかない。夫が妻の話をきかない。医者が患者の話を聞かない。
口をはさんで話をとったり、結論を押し付ける。常に相手より優位に立とうとする感情がそうさせるようです。
大切なのは指示を出したり、方向を決めてあげることではありません。人は誰かにしゃべっているうちに、もつれていた糸がほぐれ、自然と自分で解決の方向を見つけるはず。
しかしそのためには相手が自分を大切に思っていてくれる、自分を認めてくれているという思いが大切です。これがあれば解決につながらなくても、安心感が出ます。
ただ、話す人が黙りこくってしまう場合がある。あわてて、大丈夫、そんなの気にしないで、なんて言葉はいりません。必ずしも相手が解決策を求めているとは限らないからです。
そんなときは聞いている自分も黙ってしまえばいいのです。黙っていてあげるだけ。
話を聞くことは、相手と気持ちを一致させるということではありません。相手の気持ちを知ることであって理解し合う最前提なのですから。
さて自分のことばかりを話したくなる前提に、体の変化もありそうです。そこでチェックをひとつ。
「顔がこる」ことをご存知ですか。なにげないクセで顔のどこかに力を入れ、負担をかけているはず。こったままにしておくと、骨格がゆがみ、左右のバランスが崩れていきます。
人は左右顔が違うのは当たり前のようにいわれますが、かむクセや寝グセでどこかに負担をかけているはず。すると骨格がゆがみ、血液やリンパの流れが悪くなり、むくんで顔が大きく見えてくるとか。
小顔ばやりなのも問題ですが、実はパンパンに腫れているのかもしれませんね。
これにはリンパマッサージが効果抜群。リンパは、体内の老廃物を外に出す役割をするので、うまく流れないと顔に老廃物がたまり、それも下へたまろうとするので顔がたるみ、くすんでしまうというわけ。
ゆがみのない美しい顔を取り戻すとほら、人の話を聞く気になれるはずですから。