好奇心のまま~瀬谷道子が見つけたこと

インタビューしたり取材して、はっとしたことを紹介。いいこと、楽しいことはまだまだこんなにあるよ

為政者の基本は演技、派手な言葉ばかり

ここまで情けないかと思う菅政権。私もやっとネットでコロナのワクチンの予約をしましたが、高齢者にこんなことを強いるなんておかしいんじゃないの?と怒りで一杯になっていたら、東京新聞のコラムに同意見あり。なかなかいいので紹介しますね。

コラムではある本を引用して、「日本の行政組織は突発的で臨機応変な対応を得意としていない。それゆえ、集権的リーダーシップに期されるが、そりは机上の空論の作戦立案に陥りがちである」と。そういえば、なにかことが起こるたびに、一応政府の手腕に期待してしまうものの、いつも迷走ぶりにふりまわされてばかり。何度だまされるのよって自分を叱ってやりたいほど。

ことが起こってからいつも、得体の知れない有権者会議やらを集めて意見をきく。今、聞いてどうすんの?動けよ、といいたくなりますよね。自分で考えないし、他人事なのですよね。法整備がないから動けないとか、調査してからとか、他とのかねあいとか。そんなことを言っているまに、命の危険にさらされる私たち。

コラム氏いわく「為政者の基本は演技。何も効果がなくても対策をしている形は示す。不要不急の三密会議を多人数で開いて報道させるとか、国難、非常事態、正念場、緊急、崖っぷちなどの派手なワードを連発する」。同感ですね。

先日の小学生の孫の運動会は、たぶんやれないだろうと思っていたら、「やる」と。えっと驚いたら、ギョッとしたのが、一学年ずつ校庭に出してやったのです。それもほぼ徒競走だけ。見学する親は50人程度。運動会ってなんだっけ?と思わず考えてしまった。どうだったと孫に尋ねると「楽しかった」。なんということはない、教室で待機している間の遊びのことだろうね。

きっとオリンピックはよくて、どうして運動会はダメなのと詰められた政府の意向になんとか沿おうとした学校の苦肉の策でしょう。一番の被害はどんなときも弱いもの、特に子どもたちなのです。怒りがますます募ります。