好奇心のまま~瀬谷道子が見つけたこと

インタビューしたり取材して、はっとしたことを紹介。いいこと、楽しいことはまだまだこんなにあるよ

忙しいって、心を「亡くす」こと

江戸時代、心こそが人として最も大事だと言われたようで、忙しさは「心」を「亡くす」こと、心をなくしたら人間ではなくなると考えたようです。「江戸しぐさ」の越川さんの話を聞いたとき、知りました。だから人から「お忙しいですね」と言われたら、顔を赤くして怒ったんですって。「忘れる」という言葉も心を亡くすと書くので、避けられたみたい。言葉にはいろんな意味がこもっているんですね。でもこんなシャレた掛け合いもあったようですよ。越川さんの事務所にある方が忘れ物をした際のこと。「お忘れになりましたね」と電話したところ。「二度と行きたくないところに忘れ物なんてしませんよ」と言い返されたそうです。うまい!