好奇心のまま~瀬谷道子が見つけたこと

インタビューしたり取材して、はっとしたことを紹介。いいこと、楽しいことはまだまだこんなにあるよ

宮部みゆきの世界を堪能

9月25日.「女性作家で楽しむ読書室」は、宮部みゆきの「理由」を取り上げました。この日はたくさんの方が来てくれ、コロナ禍の中、話合うこと、交流すろことの大切さを実感。

この作品では、どこにでもいそうな家族、家庭、男女が、ある日突然いがみ合い、妬みあい、殺し合う。必然のようでいてなにもつながりがない人間関係の中、残酷なことが浮上してくる。犯人探しや弾劾に終始するのではなく、ちょっとしたことで、誰にでも起こることと思わせられ、怖くなります。

ひとりひとりの描き方がそれは丁寧で、目の前の本人だけでなく、その背景までたぐり寄せて人を見ていくのが圧巻。

交流では、自分たちにもありうること、いまさらながら今の暮らし、付き合いなどを考えさせられたという声もありました。

久しぶりということもあつて3時間交流。体の不調な方が多かつたのですが、だからこそこういう場が大切なのだと実感しました。

次回は12月18日。好評につき、再度、宮部みゆきを取り上げます。f:id:office2b:20210926134156j:image