10月4日.「米騒動とジャーナリズム」をテーマに、夫がほぼ2時間の講演をやつた。このテーマは、彼が参加して出版した本の題名。賞ももらつている。
日程を詳しく知ったのが前々日。やばい!夫は事故で大きく脳を損失。一時は知能は6歳程度。寝たきりと太鼓判を押されてしまった。
でもよく本を読み、なんか復活してるような気配。社会問題にも積極的な方。でも講演は、ないだろう。
前日、主催のの大学教授に電話。ご本人がやる気なのだからサポートするのでやりましょうと言ってくださった。とにかくよく下調べをしておいてくださつたのだ。
講演前夜、午前4時過ぎまでレジメや資料準備。当日は司会者の方々にお願いして、事故のことをしゃべらせてもらつた。
会場いっぱいの参加者は熟年の方、学生などで満員。夫が詰まるたびにいちいち教授は夫に断りを入れ、あたたかく補強してくださり、無事終了。予期せぬ拍手が起こり、感慨無量。
帰りの道でも参加者に励ましの言葉をいただき、ありがたかつた。
自分の大変さばかり思っていた私だが、娘に「そういう教授と繋がりを持っていたこと、本を紹介しに行っていたことも父さんの力だと思う」と指摘され、納得。
常に勉強している夫だからこそやれたのだと思う。とっても疲れたけれど、充実感で満たされている。