やっと書ける気持ちになりました。5月末、突然、夫が亡くなりました。74歳。
その日、久しぶりに遠方の孫の運動会に行き、娘家族と戻って来て、賑やかに夕食。2階に上がり、私の本のことをパソコンでやってもらい、私は下に降りてしばらくして夫の部屋を覗くと、倒れていて、救急車で運ばれたものの、7時間後に亡くなりました。
とてもしんじられません。靴もカバンも、コップもそのまんま。ただ夫の姿が、ない。
生前相談していた通り、我が家で花をたくさん飾つた中て夫が眠り、友人知人にはどんどん来てもらいました。平服て香典もなし。夫に花を一輪手向けてもらうだけ。
8日間で140人も。小、中、高校、そして大学、職場と。翻訳と通訳をさまざまな大会で駆使していただけに、とことん正確に通訳をする姿、高校ではスピーチ大会荒らしだったことなど子どもたちも私も初めて知ることばかり。落語や音楽を愛してたことも来てくださつた女性の方たちから聞きました。
それぞれ仲間同士で7〜8人ずつまとまつて来てくださり、夫の好きだつたコーヒーで1時間はエピソードで花を咲かせてくれ、知らなかつた夫を知りました。ありがたかつた。
常に私のことを最優先に考えて仕事や家庭ことをやつてくれ、一心同体の夫婦でした。それだけに立ち直るには時間がかりそうですが、なぜ生きていくのか、なんて考えつつ日々を超えています。