勇気、元気、のんき。これからはこれでいきたい。
おおげさな目標は持たず、他人のものさしに縛られず、苦手なことはできるだけ避けるて通る。気持ちいいことだけ自分のスタイルでコツコツと続けます。
キーワードはゆるさ。「自分らしさ」なんて考えません。こうなくっちゃという思い込みを捨てると、なんて自由なことか。
そして自分に甘く、人にも甘~くありたい。言いづらいこともソフトにちゃんと伝えられるはず。やさしさは生活の基本ですから。
考えてもどうしようもないこと、取り返せないことは、それも含めて「それが私なんだもの、仕方ないや」と開き直ってしまいましょう。
好きな茶碗が欠けたら強力接着剤でくっつけてしまう。直したんだという要因に愛着が増します。
私の住む東京都清瀬市は都心とはほど遠く、農家が多く、畑のそばに無人の野菜売り場があります。だいたい百円。だから野菜はスーパーでは買いません。そのときに出ている野菜をあれこれ工夫して食べる。旬の素材が味わえるのでお得です。お金をかけずに手をかけるのです。
モノも人も空間も手をかけ、目をかけ、声をかけ、いかに深く味わうか、でしょうね。
何かが切れたり足りなかったりしても、いい加減なとこで納得せずに見つかるまでは不便なまま過ごします。不便とはいわず、工夫して。すると愛着のないものが生活に入りこむことがないので心穏やかにいられ、欲しかったものを忘れてしまうから不思議です。
先日わがややでイベントを開いたとき、スタッフに「ポットはないの?」と尋ねられました。ありません。ひとりになったこともあって水筒にお湯やお茶を沸かして入れておくだけで、充分なのですから。
掃除は人が来るときや気が付いたときしかしません。ただモノを元の位置に戻すこと、脱いだ靴はきちんと揃え、玄関だけはきれいにしておきます。自分が試し、感じ、失敗したりあきらめたり、やりきったり。この連続で自分に合う暮らしができるようです。
将来への不安もあるけれど、ぜいたくをしなければ生活はどんな風にも楽しめます。そういう目で見ていれば、ですが。
老化現象は自然の流れ。人は死んでいくのですから、そうあって当たり前なのです。
来たか、おお来たかと、親しい友人が来たごとく受け止めてやりたいですね。