エッセイ塾ではこれまで60冊の本を作りました。エッセイを書くことを勧めているのは、特に60.７０代の方では今の時代では考えられない体験をしているからです。今、自分史を書いている方は京都に住む７０代の元保母さん。昔は保育園がなくて、親たちが自主的に無認可保育園を作り、市と交渉して、よりいいものにしてきました。私もそのひとり。赤ん坊をおんぶして、市と交渉したことは何回も。彼女はそんな体験をリアルに綴っています。おかしいことには、黙ってないで声を上げるということですね。今、この時代だからこそ、自分たちが歩んできた体験をきちんと伝える大切さを感じます。それはまた、自分がどう生きてきたか、ということでもありますから。コロナ禍の中、なかなか外に出られませんから、ぜひじっくり書いてみませんか。
もうひとり、完成間近な方は60代。共働きでぶちあたつたこと、職場で経験したあれこれ、家族のこと、など、共感することがたくさんあり、これからをどう生きるか、を考えさせられる内容になつています。今年中に出版します。
