好奇心のまま~瀬谷道子が見つけたこと

インタビューしたり取材して、はっとしたことを紹介。いいこと、楽しいことはまだまだこんなにあるよ

出会い、触れ合い、語り合い

4月22日の「女性作家だ楽しむ読書室」は作家・田村俊子を取り上げました

戦中の女性作家を見ていると、必ず出てくる作家ですが、なかなか手にとる機会のない田村俊子。幸田露伴に師事、26歳のときに『あきらめ』でデビュー。青鞜社の創刊号に『生血』を発表するなど多くの作品がある中で『女作者』『木乃伊の口紅』などを取り上げ…

夫、「不屈の戦士、ここに眠る」の霊園に

11月13日、夫が勤務していたジャパン・プレス・サービスの方の案内で、東京・八王子にある霊園に。小林多喜二や宮本百合子なども入っています。 子どもたち2人も同行。山裾にあり、それは広いところで、周りは見渡す限り林。落ち葉が舞い落ちる中をお墓に向…

顔を会わせて語り合う大切さ

スペース「すてーじ・刻」ではスタッフの交流を大事にしています、名づけて「ときどきの会」。ときどきやるからです。 いろんな取り組みをするだけでなく、自分たちも楽しもうというわけ。 4月17日はミニライフを楽しみつつ、ランチ。コロナ禍になつて久し…

新刊「あした転機になあれ」の反響続く

愛知県豐田市の中根さんからは25冊の注文かありました。中根さんは第3空間絵画教室や朗読会を開催。生徒さんが絵を描いているときに、本の中からひとつずつ読んで聞かせたところ、多くの方が手にとってくれています。「文が短いのもいいし、書いてあることが…

作家宮部みゆきの本を楽しみました

18日の「女性作家で楽しむ読書室」は作家宮部みゆきの杉村三郎シリーズを取り上げましたが、人が心の深部に持つ暗い部分を描く作品にぞっとしつつ、最近起こっている理不尽な事件と照らして話し合いました。 理屈では分かっているのに、体の中の「毒」に当た…

出版を祝って

エッセイ塾では生徒さんが出版すると、みんなでお祝いします。書き上げ、まとめるというのは大変な力が必要で、忍耐力のいる作業。その健闘を祝い、喜び合う場を必ず設けています。こうした場で締めくくってこそ、みんなで書きあうということの嬉しさにつな…

「反省なんかしていないで、自分のことをバカって叱るのが一番。バカでいたくなければ自分でなんとかするでしょう」

日本画家の堀文子さんの言葉です。アトリエに訪問したのは フリースペース「すてーじ・刻」で「断捨離的 心の整理塾」を開いていた頃。 最終回の「整理塾」は、「ガラクタって何? どうして捨てられないの?」がテーマでした。「ガラ」とはガラガラと物が触…

生徒さんが本を出版しました。

エッセイ塾で2年かけて書いた作品をまとめています。題名は『私のおしゃべり』。46頁の本です。 日頃思っていること、知らせたいこと、面白いこと。ほんの小さな出来事が短編になって続きます。誰にでも起こること、体の変化、ささいでも、だからこそ共感が…

仲間といいひとときを

スペース「すてーじ・刻」のスタッフは、「ときどきの会」と称して、いろんなところにでかけ交流と面白さを楽しんでます。 6月は、角川ミュージアムへ。角川書店と所沢市のコラボした文化施設。その前に旬の野菜がたっぷりの食事へ。スタッフが顔を合わせる…

学ぶということ

エッセイ塾の生徒さんらの出版が続いている。コロナ禍で、書くことに集中できているというか、今だからまとめておきたいという思いがあるのだろう。この機会を生かして、ぜひ「自分」を書き続けてほしいと思う。 原稿を読んでいると、新しい出逢いがあり学ぶ…

読書室で上野千鶴子著「在宅死のススメ」をテーマに交流

3月27日、「女性作家で楽しむ読書室」では、上野千鶴子著「在宅死のススメ」を中心に交流しました。 たくさんの参加で、これからをどう生きるかを中心に話が弾みました。上野氏の本では、2人暮らしより、家族と同居より、ひとり暮らしが一番快適だとの統計…

自分史をかきませんか

エッセイ塾ではこれまで60冊の本を作りました。エッセイを書くことを勧めているのは、特に60.70代の方では今の時代では考えられない体験をしているからです。今、自分史を書いている方は京都に住む70代の元保母さん。昔は保育園がなくて、親たちが自主的…

お花が届きました

鎌倉の読者の方からお花がとどきました。えっ、母の日?なんて思ってしまつた私。彼女は創刊以来の読者の方。大病しながら、いろんなことに挑戦。被災地にもご一緒しました。 ウィメンズ・ステージの最終号がでてから、あたたかい贈り物がとどきます。 長い…

コロナの中での、芝居

「芸術は人の心を温かくするもの、今こそ大切なはず」と話すのはひとり芝居のAさん(73)。コロナの影響に悩んでいます。 いつも公演していた施設では、160人の客席に30人、舞台に上がるのは10人との制約。別の施設は200人の客席に3分の2。「とても採算が合わ…

夏のおすすめの映画

参加する講座からの紹介です。 ■7/31(金)17:00~17:45 NHK BS1 世界のドキュメンタリー 「命をつなぐ動物園」 ■7/31(金)00:00 ~ 00:25 NHK BS1 中国地方推し ラウンドちゅうごく 「語りだす被爆建物」 ■7/31(金)00:25 ~ 00:50 NHK BS1 中国地方推し …

なければ作ってみる

「女性による女性のための写真学校」を開校したAさん曰く、「女性はこうあるべきという概念を崩す」視点で撮ってほしいと話します。60代です。 今や、スマホで簡単に撮れるものの、抗してフィルムカメラ。フィルムで撮る写真の美しさを知ってほしいと力を込…

コメントありがとう

コメントを下さった方、本当にありがとう。嬉しかった。なかなかうまく返信できず、いまだもってブログのやり方にオロオロしております。でもお付き合いくださいね。 昨日、やっと1か月かかって読者の方全員に雑誌を発送しました。何せ全員にお手紙を書いて…

震災の取材で出会ったこと

阪神淡路大震災を取材したのは震災のあった数日後でした。先日の報道では「ぜひ記憶に残したい」という発言が多く、改めて「どう生かしていくのか」が課題になっていると感じました。 あの日から3か月後にも神戸に取材に入った私は家庭料理店を経営するAさん…

今も続く「戦争」

ベトナム残留日本兵をご存知でしょうか。 以前、私が出版(『越後のBaちゃんベトナムへ行く』)を手伝い、松阪慶子主演で映画化もされた著者・ハノイ在住の小松みゆきさん(70)が、この家族をずっと追いかけていてこのほど、彼女がコーディネーターのドキュ…

いつか使う日のための、写真撮りました

先日、「すてーじ・刻」のスタッフと、自然を謳歌しつつゆっくり昔ながらの旅館でおしゃべりを楽しんだとき、話題になったのが、「これから」のこと。 ひとりが持ってたチラシが、記念写真を撮りませんかというもので、惹かれました。あの日がそう遠くない私…

バイオリニストの連れ合いとして、自分はどう生きる?

バイオリニスト・アテフ・ハラムの演奏会に来ています。お連れ合いの森明美さんを取材。アテフ氏はエジプト人の父とフランス人の母の間にカイロ生まれ。エンジョイ、ベートーベンシリーズ等が人気。今日はバッハの「タイスの瞑想曲」.バッハの「シャコンヌ」…

50,60は花ならまだ蕾

『50、60は花なら蕾、70、80花盛り』のの著者は109歳で亡くなった声楽家の嘉納愛子さん。旧家の造り酒屋の男性と結婚、一時は音楽から離れたものの、ひとり息子の死を機に音楽活動を再開。大学などで80歳近くまで教鞭をとっていました。百七歳のときには「百…

市の広報誌に掲載されました

市発行の女性情報誌「ミズスクエア」10月号に掲載されました。テーマは「今の自分を発信し、みんなとつながりたい」。フリースペースの取り組み、女性誌の発行、また新聞記者として40年働いてきたことなど紹介。驚いたのが、取材にきたのが、30代の女性ら5…

いのちが大切なのは、たくさんの人の祝福の累積があるからこそ

以前紹介した長野・上田市にあるエディターズ・ミュージアムの館長荒井きぬえさんの幼いころを綴った父親の作品から。 「私はお前をえた」という一作。荒井さんが生まれたときのことを書いています。 「お前のお七夜ということで、十何人ものお客様だ。~私…

人生とつきあう方法のヒント

どうしたら共感が生まれるのでしょう。思いを伝えられずがっくりすることが多々ある今日。でも簡単なのです。相手はすでに知っているのだけれど、気付かないでいることを、何が変なのか分からないけれど、ナンカ変と感じていることを、言葉にすることなので…

老いていくこと

先日会ったAさん(72歳)の話は年齢を重ねることについて考えさせてくれました。 彼女は最近特に写真に映るのを避けるようになりました。化粧するときの鏡の中の自分は結構まあまあで同年代の女性より若く見られている気がしていたのですが、ある日、スマホで…

私ごととして考えよう

あまりに問題が山積みの、今の日本。怒り狂っているでしょうが、ちょっと考えてほしい。本当に自分のことのように思えてるの? たくさんのことに首を突っ込んでいるSさん(六二)。それには理由がありました。サハリンの残留婦人の問題に取り組むようになった…

「ことばのしおり」

畑を始めて三年。先日インタビューした長野に住む文学研究者堀井政子さんに、「さぐり芋」の話を聞き、そうかあと野菜について実感することがありました。 堀井さんの住む信州ではジャガイモが採れるのは七月。毎年、そのころになると家庭菜園をしている友人…

ベトナムのドクさんに会う

八月十日はアメリカがベトナムに枯葉剤の空中散布を開始した日。ここから十年間、枯葉剤は撒き続けられ、数百万のベトナム人、米国、韓国、オーストラリア等の兵士が浴び、死者が続出しました。猛毒ダイオキシンは遺伝子を破壊し、今も障がい児、奇形児、体…

ヨガをやりました

8月5日の「カフェ・刻」は愛媛・松山市の田村さんがゲスト。田村さんはヨガ教え、自然食品の店をやり、ジャズを唄うというエネルギッシュな女性。ヨガの「楽健法」を伝授してくれるとともに、「やりたいことやろう」と元気の秘訣を教えてくれました。 「楽…