好奇心のまま~瀬谷道子が見つけたこと

インタビューしたり取材して、はっとしたことを紹介。いいこと、楽しいことはまだまだこんなにあるよ

2020-01-01から1年間の記事一覧

すぐ役立つことは、すぐ役立たなくなる

自粛のただ中、友人から「この本いいよ、図書館しまってるから、本棚からだして改めて読んだ。送るから読んで」との電話。 彼女のお勧めは、米原ユリの本らしい。私のおススメは「奇跡の教室 エチ先生と「銀の匙」の子どもたち」。主人公は橋本武という灘高…

家族の、限界。

脚本家.山田太一は家族の中で起こるさまざまな問題をドラマ化しています。 人はあるべき家族の理想像を浮かべ、それに少しでも近づこうと努力する。それはいいことなのですが、とても美しくて美味しいケーキのような家族像を作ろうと、ついあがいてしまう。…

自宅がパワースポット

やはり延長になりましたね。ここまで頑張ろう、我慢だと思ってたのに、そうかなあと思いつつ。やはり、でしたね。 感染症は凄まじいもの、ここは心して自分を立て直しましょうね。 今、次号の「ウィメンズ.ステージ」作成中。原稿を読むにつけ、そうかと納得…

桜の盆栽届きました

山梨県北杜市の読者の方から、桜の盆栽が届きました。桜はその方の近所で盆栽を作っている業者の方が作ったもの。その業者の方は、「日本さくらの会」が全国の公園や被災地に送る桜の提供者でした。 しかし、今年はコロナで桜祭りやイベントが中止。桜の盆栽…

コロナとどう向き合う

ぜひ読んでほしい。岩波新書B面 藤原京大准教授の「パンデミックを生きるー歴史研究のアプローチ」。 特に「国に希望を託せるか」というところ。今の政権は公文書は改ざんするは、下の者に責任を被せて逃げる、そんな体質では、コロナで命の危険にさらされる…

コロコロ変わる国の対応

國民全員に10万円給付するとか。30万のことはどうなつたの?ほとんどもらえないというひどい中身だつたけど。まあ、ずさん極まりなし。野党がずっと要求していたのに、その時は知らんぷり。それにこれは税金ではないか。安倍首相は政府のやってる休業補償は…

コロナは環境破壊が生んだモノ

コロナは、自然破壊に突き進む人類への警鐘だと思う。報道を読むとその気持ちが強くなる。 2002に流行した「重症急性呼吸器症候群(SARS)」もコロナウイルスの一種で重篤な肺炎を起こし重症化しやすいものだった。いずれも動物が感染源とみられる。…

94歳の人形作家。現役です。

94歳の手編み人形作家に会いました。現役です。糸で、洋服から髪の毛、帽子まで作ってしまう。始めたのは65歳。オリジナルです。デザインなし。みんな頭の中だそうです。これまで経験したことが、生きていると話していました。 人形はTVドラマの「大草原の小…

コロナで休校した高校の校長からの手紙

インターネットからイタリア・ミラノのヴォルタ高校校長の生徒への手紙(簡略しています)を紹介します。私たちに何ができるか考える一助になるのではないでしょうか。 この高校は新型コロナの感染を食い止めるため休校となっています。 「17世紀のペストの…

9条を守れの意思を羽織りに

古今亭菊千代さんが3月31日.池袋演芸場で、「手話と一緒に楽しむ演芸場」を行います。菊千代さんは各地の更生施設でコミュニケーションに取り方を話したり、刑期の長いところでは落語教室も開いています。さらに手話で落語をする取り組みも。落語は言葉が命…

いつも「Do!」、やってみる

音楽プロデューサーのしおみさんを取材。広い公園のそばに建つ古い民家を改装したスペースでした。 お連れ合いは演奏家。海外で活躍しつつ、いい縁を大事に、自分が今出来ることを、いろんな人に呼びかけてやつてます。 楽器バンクを取り組んでいて、大震災…

想像力を持つ大切さ

古今亭菊千代さんにインタビューしました。初の女性落語家として真打ちに。27歳でこの道に。 まだまだ男社会の落語の世界。今だったらとてもあり得ないことも、すべて飲みこんで、ただただ落語家になる夢を追い続けて、形にしてきました。 9条を守りたいと…

ガンジーの言葉

東京新聞の望月記者の講演レジメにあったひとこと。実は以前インタビューした車いすの安積遊歩さんの娘・宇宙さん(22=彼女も車いす)の言葉にあったものでした。 「あなたのすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたこと…

東京新聞記者 望月いそ子さんに聞く

2回目の講演会に行きました。コロナから桜の話、黒川検事長の定年延長など、まあこれでもかというほど、やりたい放題の安倍首相。法を法ともしない政治に憤慨やる方ない中、久しぶりに、漫談(?)のような、それでいて歯切れのいい安倍批判の大阪弁が飛ひまく…

書き続けるには力がいる

2月18日、エッセイ塾で四年ぶりに作成した文集づくりの完成を祝いました。みんなの作品をコピーして、各自が思い思いに自分だけの1冊に仕上げて持ち寄り、お披露目となります。やり上げた努力を称えて、お菓子と飲み物持参の祝いとなりました。 互いに教え合…

私の「三丁目の夕日」

「私の三丁目の夕日」という作品を宮城県のA子さんが送ってくれました。映画にもなった「三丁目の夕日」。昭和30年代のノスタルジックな思い出の町に、心が喜ぶと言います。 Aさんの実家は印刷所でした。近所の人は「かっぱん屋」と呼び、「なぜカッパなの?…

読書室を開き、式子内親王をとりあげました

もう13年近く続いている「女性作家で楽しむ読書室」。1月25日は百人一首の女性歌人、式子内親王です。後白河天皇の皇女。京都の賀茂神社の祭祀に仕えました。平安末期は戦乱が続き、身辺にさまざまなことが起こり、陥れられたりしていたため、か弱くただ翻弄…

講演しました。

1月22日.婦人団体主催の新春の集いで講演。テーマは「私か主役の生き方」,「人生後半は勇敢でなくてはならない」を副題として。この言葉はドイツの小学校に教師をしていた女性のもの。 チェルノブイリ事故の後、子どもたちは事実をしる権利があるとして原発…

エッセイ塾で文集づくり

1月21日のエッセイ塾はここ2年間で書き溜めた生徒さんたちの作品をまとめて文集にする作業をしました。ひとり2、3作。季節のことから体のこと、出会った人たちのこと、つれづれに思うがままに綴っています。全員の作品をそれぞれが好きなように文集に作り上…

震災の取材で出会ったこと

阪神淡路大震災を取材したのは震災のあった数日後でした。先日の報道では「ぜひ記憶に残したい」という発言が多く、改めて「どう生かしていくのか」が課題になっていると感じました。 あの日から3か月後にも神戸に取材に入った私は家庭料理店を経営するAさん…

自分の体の主人公に

腰と膝を痛めて、どうしていくか、模索中。本を読み、情報を集め、医者の選択をしつつ、ジムのインストラクターの助言も得て、自分なりのやり方を見つけつつある。 自分に必要なリハビリ、体操のやり方をノートにためている。 脊椎を傷めた知人が、スマホに…

人生後半は、勇敢でなければならない

ドイツの小学校教師の女性の言葉。チェルノブイリの事故の翌年、子どもたちこそ、なにが起こっているか、知る権利があるとして、反原発の、子ども向けの小説「見えない雲」を書いて、ベストセラーとなった。 この小説は小・中学校の教材に取り上げられ、それ…

エッセイを書く条件とは

今年のエッセイ塾の年頭は、エッセイを書く条件から 恋文が美しいのは、●思いが必死であること ●伝えたい願いが切実で深いこと ●ウソがないこと と言われます。 思いが必死というのは、意欲の強さ、伝えるだけでなく、相ますかる。伝えたい思いが深いとは内…

人生から降りない、撤退しない

女性歌手にインタビュー。50代くらいから気分の落ち込みが激しかつたものの、復活めざして歩きだしたとこでした。 ある90代の女性から「息をすることは行動すること」と励まされたことがあると言うものの、行動することに思いがなくては行動出来ないとしんみ…